富士山へ出発。メンバーはオレ、嫁、サワダ、ヤマダ、エミヂの5人。女4人、男はオレ1人ということでリーダーにさせられてしまった。
10時に河口湖駅に到着。サワダが調子が悪かったということで30分の遅刻してきた。バスに乗り、五合目に向かう。曇っていて雨が降りそうでもあるしちょっと不安だ。
今回の登山計画は「頂上でのご来光をあきらめる」ところがミソである。頂上で日の出を見るためには夜中の0時とか1時に小屋をたって山頂を目指すのだが、今の夏休みの真っ最中、山頂には2000人からの人が押し掛けるそうで大渋滞になるらしい。夜は寒いし、夜の山道を登るのも危険そうだし、何より今回登るルート「河口湖口」はどこからでも日の出が見れるらしい。富士山の場合、山頂でも7合目でも景色に全く変わりはないらしいので今回は山小屋の前でご来光を仰ぎ、明るくなってから頂上を目指すという計画にした。
エミヂはどうしても頂上でご来光を仰ぎたいらしくバスの中で話をするが、別行動をするなどと言い出す始末。どうしたものか。
五合目に到着。天気が悪い。すでにちょっと肌寒いし、雷も聞こえる。登山ツアーなどもあり、かなり人が多い。昼メシを食い、「金剛杖」を購入。杖は特に下山の時に持っていた方が楽らしい。河口湖駅では500円だったのだが、ここでは1000円だった。そして12時45分出発。天気が不安。まずはなだらかな道でハイキング気分で楽しく歩く。
1時間ほどで6合目到着。そんなにハードな道ではないのだが日ごろの運動不足のためか、汗はダラダラ、息も切れ切れである。このあたりから雲の中に突入。ちょっと雨がパラついたり全然前が見えなかったり、いきなり晴れたり。山の天気は変わりやすいにもほどがある。
14時45分、7合目到着。
雲の上まできたのかすっかり晴れてる。晴れていれば湖なんかも見えるらしいのだが、下の景色は雲に覆われて何も見えない。ここで金剛杖に焼印を押してもらう。7合目からは山小屋が出てくる。10分登れば山小屋が出てくる感じだ。このあたりから道が岩場になり上りにくい。狭い為、渋滞しております。標高3000m近くなり、だんだんと寒くなる。長袖、レインウェアを着る。
16時50分、8合目到着。3100m。
本日の宿「白雲荘」が見えてきた。もう少しだ。岩場の道が終わり、溶岩の砂利のような坂道になった。これがキツイ。空気が薄い為かちょっと動いただけでも息が切れる。「白雲荘」の文字は見えるのだが、なかなか近づくことができない。歩幅を縮めるといくらか楽なことに気付いた。1歩で25cmほどしか進めないが着実に前に進める。ここがホントにキツかった。
17時40分、白雲荘到着。3200m。山小屋の中はこんなところ。1泊2食付で8400円だ。ここに人が、頭、足、頭、足と交互にぎゅうぎゅうに詰めて寝るのだ!狭い!息苦しい!「嫁さんともこんなにくっついて寝たことねぇよ」と言っている人もいた。
夕食はカレー。まあ山小屋なので味はどうでもいい。調子に乗ってビールを飲む。1本600円。明日の予定の確認。頂上でご来光を!と言っていたエミヂも疲れたのか「もう、どうでもいいです」とのこと。予定通り小屋の前で朝日を見ることにする。
20時ごろ寝る。息苦しい。ビールを飲んだ為か、高山病なのかだんだん気持ち悪くなってきた。寝れない。動悸が止まらず冷や汗もかいてきた。ヤバイ。息苦しいので外に出て深呼吸をすることにする。21時ごろなのだが、まだ登ってくる人がいるようだ。山小屋にもどんどん人が入ってくる。トイレも順番待ちでめちゃくちゃ並んでる。夜の富士山はめちゃくちゃ寒い。深呼吸をしているとだいぶ調子よくなってきた。そして寝る。24時ごろ「頂上でご来光の方は起きてください」と山小屋の人が皆を起こして回っている。無視して寝る。疲れた。
2005年7月30日
富士山登山 1日目
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